前提として疲れてる=体調不良です。
週末休んでも疲れがとれないならなおさらです。
体調不良の間は楽しいことも十分に楽しめず、自己への感受性・得られる経験値・他あらゆるパフォーマンスが低下します。
毎日は本来自分だけの人生の時間のはずが、気付いたら仕事に毎日毎日たくさんのリソースを割かれる。しかも消耗しながら。
これってもったいないですよね。定年が70歳までと考えると非常にしんどいことかと思います。
もし以下にひとつでも当てはまるなら病院にかかることをオススメします
この2週間、次のような問題に頻繁に悩まされていますか?
物事に対してほとんど興味がない、または楽しめないはい ・ いいえ
気分が落ち込む、憂うつになる、または絶望的な気持ちになる
はい ・ いいえ
寝付きが悪い、途中で目がさめる、または逆に眠り過ぎる
はい ・ いいえ
疲れた感じがする、または気力がない
はい ・ いいえ
あまり食欲がない、または食べ過ぎる
はい ・ いいえ
自分はダメな人間だ、人生の敗北者だと気に病む、または自分自身あるいは家族に申し訳ないと感じる
はい ・ いいえ
新聞を読む、またはテレビを見ることなどに集中することが難しい
はい ・ いいえ
他人が気づくぐらいに動きや話し方が遅くなる、あるいはこれと反対に、そわそわしたり、落ちつかず、ふだんよりも動き回ることがある
はい ・ いいえ
死んだ方がましだ、あるいは自分を何らかの方法で傷つけようと思ったことがある
はい ・ いいえ
うつ自己チェックシート https://www.tawara-clinic.com/disease/depression/check/
引用はうつのチェックシートですが不調の目安に
まずは病院にかかって療養することで一度デフォルトの自分に戻してみましょう。人生100年時代と言われるなか3か月くらい誤差です。休んで自分を見つめなおすのはアリな話です。
この記事を読み終える頃には病気休暇で休むための具体的な手順を知れます
有休
ポピュラーすぎるので事前申請→休むは省略
休む→事後申請もOK
「体調悪い」もはや「疲れた」も体調悪いに当てはまります。あなたは疲れているがデフォルトではないからです。
疲れ取れないうちは体調不良です。
「みんなも疲れてるから・みんな頑張っているから」はみんな休めばいいですよね?何度も言いますが疲れは体調不良です。有給で休む方法は簡単すぎるので省略します。
病気休暇
企業によりますが3か月の病気休暇を取得するというもの
ただし風邪程度ではNG
あくまで傷病が対象。精神的なものも含みます。ここでいう精神的な傷病は個人に基づく判断では休めません。客観的な指標が必要だからです。客観的な指標→診断書
病気休暇で休む手順
一般的な手順は
一般的な手順は有休と同じように
申請書に記載する→診断書提出する
ですがこの手順だと休む前に人事課のお偉いさんや場合によっては社長などに個室に呼ばれ質疑応答などめんどくさいことになる可能性もあります(少なくとも人事部門から簡単な聞き取り程度はあります)
なのですぐに休みたい人は逆
オススメの手順は
まず勤務前(前日などでもOK)に精神科に行く→症状を伝える※1→診断書もらう(たいてい1~2か月程度休める)→所属長に電話→診断書職場に郵送→休む
こちらの手順でいきましょう
問診
このとき医者に100%素直に答える。これがうまくできないひとがいるようなのでもうすこし深堀り。
ここで以下の症状のひとがいたとします。
「疲れている」「寝ても疲れが取れない」「人と話すのが億劫だ」「一人でいるときに涙が出そうだ」という症状で精神科にきた人がいたとします。仮にあなただとします
以上を前提として医師との問診でいい例と悪い例二つをあげます
(みんなも頑張ってるし疲れは当たり前だ…他にもこういう人はたくさんいるんだ…)
あ、でも大丈夫です。疲れてません元気です
疲れてます。正直寝ても疲れが取れなく人と話すのが億劫で先日一か月くらい前に家で気付いたら涙が出てました。食事も帰りが遅いと食べた気がしなくて毎朝起きるのが憂鬱です。
これくらい正直に伝えましょう。
「休日になると元気になるから行かない」というのも健康に気遣えていません
ここで数値は客観的な指標になるのであえて数値化すると5/7の確率で不調だからです。休日は元気というひとでもトータルで見ると「ほぼ不調」ということになります
休日にはげんきなひとでもまずは病院にかかってみましょう。不調を医師に説明し正常ならOKじゃないですか。セルフチェックのつもりで行動してみましょう。
診断書は自分から「下さい」という
医師によっては「診断書は相手から申し出があった場合にはじめて出す」というケースも多々です。処方箋だけ出して終わりという事では病気休暇を取得することには繋げられません。なので問診終盤で診断書の話がでないようなら
「症状が続いていて正直休みたい気持ちもあるので診断書を下さい」と伝えてみましょう
ここでももらえなかったらとか考えないでください(あなたの健康の為に
医師の場合このあと診断書をださないで患者に病状が悪化したなどなれば責任問題に発展しますなので申し出があれば確実に診断書は出ます
万一でないこと(ないと思いますが)があればセカンドオピニオンとしてもう一件診察にかかることをオススメします
診断書を受け取ったら
さて無事診断書を受け取れました
そうしたら職場に持って行ってはいけません。理由は先ほど述べた面倒な聴取が始まってしまいますからね。省略
なのでまず電話します。連絡先は所属長です。
所属長に連絡しづらい場合、人事部門に連絡でもいいですが「所属長をパスするということは人間関係のトラブルかな?」など人事部門に余計なイメージを抱かせる原因になります。なので特段理由がなければ所属長でOKかと思います。
伝えることは3点です
①「病院行ったら診断書が出ました」
②「これからその診断書を郵送します」(診断書は職場から離れて療養の為に休みなさいという意味合いがある)
③「療養につとめ一日でも早く復帰するようにしますのでよろしくお願いします」(手続きには不要なのでこれは言わなくてOK)
電話の内容は以上です。ほかには特に伝えなくていいと思います。その他の手続は上司から必要に応じ勤務にあたらない範囲で応じてください。
ここで療養中なのに上司から勤務に該当しそうな要求などがあった際はハッキリ「医師からの診断書によるドクターストップが出ているので無理です」と伝えましょう。
(さじのきも昔休職したことがあり、休んだ際に上司から「手続きしなきゃだから今から職場これる?」と実際に聞かれました→ムリですとキッパリ断りました)
その後は
ゆっくり休むだけです。疲れが取れるまで徹底的に休みましょう。
あとは診断書の期間休暇し、事務手続きは復帰後行うという形ですね
1~2か月後の復帰であれば通常の職場と同じように復帰できます。ちなみに復帰後はほぼ定時。むしろ有休を使うよう指示され強制的に休めた記憶があります。職場安全配慮義務が経営側には求められているからです。筆者はしばらく週3~4勤務でした。
大企業なら給与も100%支給です。ボーナスもでます(多少減るかもですが)
ちなみにこのあと体調が優れずさらに休職したい人は医師に「まだ症状が続きます」と申し出て診断書をとって休みましょう。病気休暇期間が終わる前に職場に郵送し電話するだけです。
まとめ
いかがでしたか?
疲れ=体調不良です。不調だなとおもったら遠慮なく休みましょう。職場が回らないのは経営者の責任です。
みんなががんばっているから休まず働く=会社の経営者のために「他人の人生を生きている」時間です。
人を想っての行動は確かに良心的かもですが、これをここまで読んだあなたはいままでたくさんの他人の人生を歩んできたことかと思います。
今日からは他人の人生ではなく自分の人生に主軸を置いてみることを考えてみましょう。休んで見つめなおすのも有意義な時間になるでしょう。
療養して元気になって余裕が生まれたら「ほかのひとの人生をお手伝いしてあげよう」という気持ちで職場に戻れば十分かと思います
では!