あー、今日も残業が終わったー。新卒で会社員になって安定的に収入は入るけど時間はめっきりなくなったなー。数少ない休みもツイッター見てYoutube観てたら時間が過ぎちまう。
まじで時間がねえ~~
こんな人は多そうですよね。かつての自分もこれでした。
労使関係の下で働く労働者は可処分時間が無くなりやすい傾向あります。今日はなぜこのような現象に陥るのかについて解説していきます。
✅この記事を書いている筆者の実績
・令和初期に会社を退職し起業&独立
・30代で保有資産8桁達成
現在は場所を選ばず好きなことをする働き方をしている筆者が解説します!
ぼくの場合は幸いにも初期から仮想通貨を運用していたことで独立することができ、 通勤と上司の呪縛から卒業できました。
仮想通貨はまだまだ成長産業
IT技術と極めて親和性高い資産=つまり将来的に価値の上昇が見込める資産ですので仮想通貨を取り巻く産業にピボットやジョブチェンジするのはオススメです。(未来の圧倒的成長産業です。)
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さて、タイトルのとおり、一生資本家に搾取されて人生を終える人の特徴とはどんなひとなのかについて掘り下げていきます。
冒頭に、労働者は時間が無くなりやすい傾向があると述べました。ではこの現象に陥る人はどんな人なのか
結論=労働の罠にハマってしまう人です。
これだけではピンときませんね。どんな人なのか以下に 新卒として資本主義社会に投げ込まれた(企業に就職した)えびくん を例にみてみましょう。
22歳(新卒入社)
おお、ボーナス入ってる! 週末は友達のあいつさそって飲むか!
しかも今日アマプラセールじゃん! ガジェットもゲームも欲しいのたまってるぞ~! 普段マジで頑張ってるからな~自分へのご褒美にハーゲンダッツ詰め合わせも買っちゃお!
ポチチチ!!!!!!!(夜がふける)
ん?もうこんな時間か。にしてもやっぱり時間がないな一
労働の罠 その①:社会人になると自分の時間がない
25歳
安定した収入もあるおかげで彼女もできてなんと同棲までこぎつけた! いい時計にいいスーツも買ってみた! ようやく一人前の社会人って感じになってきたな~! (俺もようやく普通ってかんじになってきたぞ)
にしても仕事が増えてきてさらに残業がきつい。。。
資格とって転職しようにもその勉強時間すらくれる時間すらなさそうだ。
労働の罠 その②:経営陣は転職や独立する機会を与えない
30歳:
ついに結婚した。子どももできて新築も買った!いや~新築ってキレイでいいな~~!
毎月無駄に アパートに家賃支払うくらいならマイホームをローンで買ったほうがお得 とはこのことか!
この機会に新車に乗り換えた。これもローンだけど審査はとおったし実際給毎月の支払いはなんとかなるし安心だ! (あれ?俺勝ち組じゃね??)
労働の罠 その③:欲しいものはローンを通してなんでも買える。
35歳
やっとの思いでまえよりいい条件の会社に転職したーー!
でもその後転職先でも相変わらず休みはないし、働きづめの毎日は全然変わらない。。。。
労働の罠 その③:転職しても労使関係に身を置く限り 労働力を売ってお金を得る という本質は変わらない
45歳
今週もおわった。あれ?土日もう終わる。。
独立してみたいけど家族もいるし・・・年齢も年齢だし・・・世間体もあるし・・・
そもそも会社から独立するための準備時間なんて誰もくれやしない・・・・
労働の罠 その④:刻々と年月が過ぎていき社会的な立場から年齢とともに身動きが取りづらくなる
こうして 労働力と時間を対価にお金を得る という生き方から抜け出せなくなっていきます。
特に貯金もスキルもない社畜はより一層、社畜から抜け出せなくなります
ではここから資本主義について解説していきます。この記事を読むことであなたの時間がない根本的な理由がわかると思います。
それでは早速いきましょう。
資本家と国:労働者の時間を奪う構造
えびくんは勉強して
そこそこの成績で
そこそこのいい大学に入り
そこそこいい会社に勤め
そこそこいい家も手に入れ
そこそこの暮らしもできて
Q:なにがいけなかったのでしょうか。いつも間にかすっかり歳もとってしまいました。
答え:会社から給与をもらいつづけるが故に安堵し一切の自己投資をせず浪費を繰り返し、貯蓄とスキルという資産を築けなかったこと
いや、社会という名の集団生活に丸め込まれこれらの機会を与えられなかった・気付くことすらできなかったと言うのが答えです。
分かりやすいのが残業です。勉強する時間はおろか独立しようという考えすら起きなくなります。
えびくんは新卒から資産形成を通じて貯蓄し余暇で自己投資を積み重ねていれば最低限ある程度の資産と会社に捕らわれないスキルは持ち合わせていたでしょうね。
ではこれをわかっていたら行動できるのでしょうか。結論なかなかできるものではありません。
日本の雇用環境は終身雇用制が根強く、未だに 会社を辞める=人生終了 並みの認識がまかり通っています。さらに起業=ハイリスクという認識故の世間体も相まってより、行動を起こしづらいことに拍車をかけています。
さらに給与を安定して得られるという構造から 自己投資しなくていい というバイアスがかかります。
家畜の牛でいえば 安定した餌配給マシーン=給料があれば。会社(牧場)からぬけだして広大な大地に旅立つうま味が大してないと考えてしまうからです。
資本主義社会の構造と労働者の立場
Q:ではなにがこんなにも時間を奪っているのでしょう。
答えは資本家と国です。
国と資本家により労働をさせられているから時間がないのです。
「ついに陰謀論を唱えだしたか」と思う方もいるかもですが事実です。
現に時間がないというひとのほとんどが労働者であるし、そもそも時間は平等に与えれているのに時間がないと言っているのは毎日のようにやりたくない仕事をして自分の望まない時間を過ごしているからではないでしょうか。
Q:では私たちはいつから望まない時間を過ごすハメになってしまうのか。
A:答えを遡ると小学生くらいからです。
「え?」と思った方はこの世のルールを知る必要があります。以下で資本家と労働者の関係性を解説したうえで後述します。
資本家と労働者の関係
この社会というゲームの上にはルールというものが存在します。そのルールを作る者が参入者にルールを難しくして (税制・起業の方法など) 自分たちが有利になるよう社会のルールというのは作られています。法人設立で控除をギリギリまで活用し税金を減らす方法をお金持ち(資本家)は知っていますし、国はどうしたら税金をいっぱい搾り取れるか考えたルール作りをします。
Q:例えばあなたが資本家(=金持ち)で自分たちの孫の代、さらに孫の代まで一生働かずにお金が入ってくる仕組みをつくるとしたらどうしますか?
A:答えは自分以外に働いてもらって自分にお金が入ってくるような会社をつくります。
そう。まさに私たち労働者がその会社で働かされています。
では特別にとがったスキルもないのにお給料をもらえる私たち労働者とはこの社会でどのような立場にあるのでしょうか。
労働者の役割と税金の構造
労働者には就労している限りほぼ永続的に二つの資本を徴収され続けます。
①経営者に 労働力 を納める
②政府に 税金 を納める
それぞれ簡潔に解説します。
①経営者に資本(労働力+お金)を納める
経営者に労働力+稼ぎを納める例として、一人の営業マンが1000万円稼いでも、その月の給料は20万円で、残りの980万円は資本家(経営者)が経費を割り振るかを裁量で決めれます。
営業マンなら労働力を提供しモノを売ったのに、取引先から得た金銭は経営陣に搾取されます。
事務員なら一生懸命経費の節約をせまられ、労働力を搾り取られます。
みなさんが汗水流して働くことは経営者に資本(労働力+稼ぎ)を納めているということになります。
②政府に税金を納める
二つ目は労働者は政府に税金を納める立場にあることについてです。
Q1:政府がどうやったら国民から効率よく税金を取るか考えてみましょう。
A:答えは 「給料の源 (源泉) から税金をあらかじめ徴収する」 です。
いわゆる源泉徴収というシステムです。
政府としては、おとなしく会社を辞めずに、節税もさせずに従順に働いてくれる労働者がいっぱいいてくれたほうが税を効率よく徴収でき都合がいいからこのようなシステムが出来上がりました。
昭和15年の税制改正
@国税庁HP
納税の簡易化、納税者の捕捉などを目的に、所得税に源泉徴収制度が導入されました。 所得税は不動産所得や事業所得など所得の性質ごとに分類して負担力に応じた税率をかける分類所得税と、全ての所得額を合算して一定額を超えた人に対し累進税率で課税する総合所得税とに分けられました。
Q2:では次に、そんな従順に働いて納税してくれる納税者をいっぱい作るにはどうすればいいか。
A:答えは 学校に通わせることを義務付ける です。
先の問いの答えがこれです。
「Q:いつから望まない時間を過ごすハメになってしまうのか
」「A:小学生(義務教育)のときから」でしたね
学校は労働者生産工場です。共同生活や社会ルールを自我と一緒に芽生えさせます。
決まった時間に席に着くルール・先生という目上の人には従うルール 等社会で集団生活を通して身に着けることで子どもは育っていき、やがて大人になり従順な労働者として政府に税金を納めます。
こうして労働者が給料を対価にたくさんの労働力を資本家に納め、給与からは税金を納めさせ、この資本主義社会という仕組みが成り立っています。
子どものころから納税者としての集団教育がされ、労働者(大人)になったら資本= 労働力 と 税金 を搾取される立場になる。学校=納税ロボット生産工場 としての役割を持つ
資本家や国は単純作業してくれる労働者は都合がいいです。毎月せっせと働き税金をルーティンで納めてくれるからです。
政 府:みんなの雇用が不安定だと治安も悪くなるし、税収も不安定になり困ります。
資本家:自分の代わりに働てくれる労働者は都合がいいです。自分の代わりに稼いでくれる存在だからです。
では起業して自分も経営者に回ればいいのですが、そうはさせてくれません。政府としては、おとなしく従順に働いてくれる労働者がいっぱいいてくれたほうが税を効率よく徴収でき都合がいいからです。
資本主義の構造をわかりやすく解説
会社では 事業を行うための適した人材 を採用しています。
ここでいう 適した人材 とはなにかを考えてみましょう。
言葉を濁さず極端に言うなら 生み出した利益を横取りさせてくれる人材 です。
例えば、実際に会社で働く例にしても お客さんに年間1000万円売ったものがすべて自分の収益にはなりませんよね?ざっくり500万円くらいは会社に持っていかれます。これが 生み出した利益を横取りさせてくれる人材 ということです。
「これは僕がお客から稼いだ利益だからぼくのものだ!」と社長に直談判しようものなら、「利益を横取りさせてくれないおまえはクビだ」となります。
しかし、資本主義社会が成り立たない時代の元来の私たちは自分の畑や狩猟で生み出した利益(肉・農作物・食物を売って得たお金)、は100%自分のものだったはずです。
会社で働いたとたん、働いた利益の半分は横取りされタダ働きを強いられます。しかも奪ってくるものに頭を下げながらです。
なぜこういう仕組みになるのかというと 私たちは先に述べたように経営をできなくさせられているからです。
もし、経営者の抱える社員さん全員が経営能力を身に着けて独立して辞めていったら経営者は困るでしょう。利益を横取りしてくれる者がいなくなるからです。私腹が肥やせなくなります。
これを防ぐために雇い主は 残業させたり、会社の勉強をさせたり、ときに社内独自の昇給制度を通じたりして アメとムチ を使い分けながら巧みに独立する隙を与えないようにしています。
低賃金で長時間の単純労働をさせれば貯金もできず、独立経営の勉強もできず経営者はより効率的に継続的に利益を横取りしつづけることができます。
優秀な人ほど残業が多くなるという日本の社会構造はまさにこれです。優秀な人ほど会社に残って利益を生み出してほしいので独立する暇を与えないようにします。
こうして経営者は 利益を生み出してくれる最高の家畜ロボット を可愛がります。
一方家畜ロボットになってしまった(無自覚)労働者は低賃金長時間労働という状態=辞めたら生活ができないという状態に陥ることになり、一生独立できずに経営者に働けなくなるまで労働力と利益を横取りされるのを余儀なくされます。
しかもこの利益を奪ってくるものに対して 毎日頭を下げながら です。
社会の理不尽さは知ってるよ。でも就職して働くのは世の中の常識でしょ
このような反論もあるかもです。
ではその 就職して働くのは世の中の常識 という発信元はどこなのかたどってみましょう
それは大きく分けて 親・学校・メディア が大抵でしょう。
そしてこれらの人物や組織にはいずれも 裏には資本家が介在します。
経営者のもとでしか働いてこなかった親
経営者が権力を得て政治献金しその権力者の声をもとに政府が運営する学校
経営者が出資するメディア
つまりここでいう 就職して働くのは世の中の常識 が私たちに伝わるルートは
資本家 → 親・メディア・学校 → 私たち
ということになります。
私たち労働者から 利益を窃盗するために印象操作した便利な常識 ということです。
資本家にお金が入ってくる仕組みをつくるために 印象操作した便利な常識 がこの世には溢れかえっている。
幼少のころから長きにわたって「常識」として刷り込まれるため裏にいる資本家の存在に極めて気付きにくい構造をしています。
私たち人間は元来のびのびと生きる哺乳動物であり、自分の人生を人間らしく生きるために生きています。労働者は雇い主の私腹を肥やすために生きているのではないです。今この画面を見ている目からつながった頭は上司にペコペコ頭を下げるために使うものではないのは言うまでもないはずです。
会社は自分たちが生み出したあらゆる成果物や利益を当たり前のように奪っていく存在がいるということを忘れてはならないのです。
マルクスの『資本論』が参考になるので興味ある方はぜひ読んでみましょう。
単純な協業と同じく、工場手工業においても、機能しつつある労働体は、資本の一存在形態である。多数の
個別的部分労働者から組み立てられた社会的生産機構は資本家のものとなっている。それゆえ、労働の結合
から生ずる生産力は、資本の生産力として現われる。
工場手工業労働者は、その自然的性質からいって、独立したものを作る能力を奪われていて、ただ資本家の
作業場の付属物としてのみ、生産的活動を展開する。エホヴァの選民が、額にエホヴァの所有なることを記され
ているように、分業は、工場手工業労働者に、資本の所有なることを示す烙印を捺すのである。アダム・スミスは言う、「大多数の人間の精神は、必然的に彼らの日常の諸作業から、またそれによって、発展する。僅かばかりの単純な作業をなすことに、その全生涯を費やす人は、・・・彼の知性を行使する機会をもたない。・・・彼は、一般的に言って、人類としてなりうるかぎりの愚鈍無知となる」。
スミスは、部分労働者の鈍感さについて述べたのち、さらにこういっている。「彼の変化のない生活の単調さは、当然彼の精神の意気をも腐らせる。・・・それは彼の肉体の精力をさえ破壊し、彼が育成された細部作業以外では、彼の力を活発に持久的に使用することをできなくする。彼の特殊の仕事における彼の手練は、このように彼の智的、社会的、戦闘的な徳性を犠牲にして獲得されたように見える。しかし、すべての産業の発達した文明の社会では、これが、労働貧民すなわち人民の大多数が必然的に陥らざるをえない状態なのである」(岩波文庫版『諸国民の富』)@マルクス[1818~1883] 『資本論』
まとめ
さて、すっかり政府・企業・メディアの当たり前に染まってしまったえび君が時間がないのも当然です。
たくさん働いてたくさん消費してたくさん納税させられる→さらにお金がないから働くループ
これでは時間が無くなって当然ですね。
このように長時間労働により精神まで破壊し、休みはなにもやる気が起きないまでにさせます。 安定して給料も 入ってくるので 「自分で稼がなきゃ」という思考にもなりにくく、「個人で稼ごう」「稼ぐための勉強をしよう」とは思わないわけです。これに輪をかけて副業禁止とまであればさらに自分で稼ぐことが億劫なものとなるでしょう。
副業はこの社会階級から抜け出す唯一の鍵です。副業が怪しいという人はどうぞ一生副業せず労働者として納税してもらって労働力を資本家に搾り取ってもらってください。さらにサラリーマンは節税の手段が限られ 徴税され放題 という特典付きです。
もうすこしだけ補足です。
今回は資本主義の負の側面を解説しましたが、もちろん正の側面としていいこともあります。
資本家の持つ資本を土台に雇用が成り立ち、簡単に給与という収入を得られるのは労働者にとって資本主義の一番のメリットですからね。マクロの視点では自由競争が加速し、国富の増強やよりよい財やサービスが社会に溢れやすくなるでしょう。
大切なのは自分が生きる社会のシステムを知っておくことです。ゲームでもそのゲームのルールを知っていれば適切な戦略が取れるというものです。資本主義というルールを知れば自分の人生プランも立てやすくなるでしょう。
資本家の展開するルールを理解していればルールに応じた戦略がとれる。結果自分の人生プランが立てやすくなりあらゆる場面で優位になる。
以上で終わります。
長々と語ってきましたが、
私たち労働者から 労働力と時間 を搾りとり、孫の代までお金がジャブジャブ入ってくるように糸引く資本家も実在するということは忘れないでください。ぼくの身の回りの人はその養分になってほしくないということでこの記事を書きました。
今日解説した知識がみなさんの人生の役に立つことを祈っています。これからも一緒に勉強していきましょう!