A
・Airdrop/(エアドロップ)
直訳すると空中投下の意。仮想通貨業界(NFTプロジェクト含)資金調達をしたいプロジェクトが、マーケティングキャンペーンの一環として運営サイドで発行したトークン(或いはNFT)を無償でユーザーに配布することがある。この無償配布がAirdropと呼ばれる。
・Alchemy/(アルケミー)
DAppsの開発プラットフォーム。NFTマーケットプレイス(Opensea等)に利用されていることも有名。
・Algorithm-based stablecoin/(アルゴリズム型ステーブルコイン)
法定通貨。他暗号資産などと価値がペグされない「無担保型ステーブルコイン」の代表的なコイン。2021年より急成長の「TerraUSD(UST)」が22年5月にドルとのペグ(固定)から暴落した事件は有名。
・ AMA
「Ask Me Anything」の略。「何でもきいてください」の意。
各Web3プロジェクトの運営が、ツイッタースペース・Discordなどの音声ツールを使用し、今日では至る所で質問会が開かれています。
・Andreessen Horowitz (a16z) /アンドリーセン・ホロウィッツ
影響力が非常に高いVC。暗号資産業界史上最大規模の22億ドル(約2,500億円)相当の「Crypto Fund III」で、各種スタートアップを増殖している。
・Animoca Brands/アニモカブランズ
香港拠点のWeb3企業。ブロックチェーンゲーム、メタバースなど、100~150以上に及ぶ企業やプロジェクトに投資を行ない、独自のWeb3エコシステムを築いている。
・Arbitrum/アービトラム
イーサリアム(=レイヤー1)のスケーラビリティソリューション(=レイヤー2)として、最も使用されているプロジェクトのひとつ。
・Art Blocks/アート・ブロックス
2020年に設立されたジェネラティブアートのNFTプラットフォーム。ジェネラティブアートは、アルゴリズムや組合せの手法などから生まれる“偶然性”を取り入れた作品を指す。
・Astar Network (ASTR)/アスターネットワーク(アスター)
異なるチェーン同士を相互で接続できるブロックチェーンプロトコル→「ポルカドット」のハブとして活動することを目標にしたプロジェクト。
・Avalanche/アバランチ
スマートコントラクト機能を備えた分散型ブロックチェーンプラットフォーム。取引完了までの速さを謳っており、「イーサリアムキラー」の異名を持つ
・Axie Infinity/アクシー・インフィニティ
Sky Mavisが手掛けたアクシーというモンスターを育成・対戦させるNFTゲーム。アクシー事件というハッキング被害に合い、大規模な暗号資産が強奪がされたのは有名。
・AXS/アクシス
Axie Infinityで用いられる通貨。上位プレイヤーのユーザーに付与されるガバナンストークンのこと。
・Azuki/アズキ
SNSのアイコンでの使用を想定したPFP(Profile Picture)タイプのNFTコレクション。OpenSeaの総取引量ランキングで上位に食い込んだことも。
B
・Beeple/ビープル
英国オークション大手のクリスティーズでNFTにリンクしたデジタル作品。その中で「Everydays – The First 5000Days」が75億円相当で落札された。
・Binance/バイナンス
2017年に開設された世界最大規模の仮想通貨取引所。手数料の安さ(0.1%)とアルトコインの取り扱い数の多さ(200以上)を強みとする。
・Bitcoin/ビットコイン
言わずと知れた仮想通貨。時価総額は仮想通貨の中でもNo1を誇る。2008年、サトシ・ナカモトを名乗る個人(或いは集団)が匿名で発表したデジタルマネーの一種。トランザクションの追跡ができ、ブロックチェーン上で安全なピアツーピア取引が実現されている。
・Blockchain/ブロックチェーン
サトシ・ナカモトによって発表。「スマートコントラクト」「コンセンサスアルゴリズム」「ピアツーピア(P2P)ネットワーク」といった要素によって構成される技術。
・Blockchain Bridge/ブロックチェーンブリッジ
ひとつのブロックチェーンにあるデジタル資産を別のブロックチェーンへと移動できるアプリケーション。異なるブロックチェーンをつなぐ技術として注目される。
・Blockchain Trilemma/ブロックチェーントリレンマ
「分散性、スケーラビリティ、セキュリティ」→ブロックチェーンが内在する3つの価値を同時に実現することは現時点で不可能という問題をヴィタリック・ブテリン氏が提唱した。
・BNB Chain/BNBチェーン
スマートコントラクト機能とEVM(イーサリアム仮想マシン)との互換性に特化した特徴を持つ。2019年にバイナンスがローンチした「バイナンスチェーン」のスケーラビリティを解決するべく開発された。
・Bored Ape Yacht Club (BAYC) /ボアード・エイプ・ヨット・クラブ
類人猿をモチーフにしたNFTプロジェクトで、パーツがランダムに組み合わさり、希少性が高いものほど高額取引されている。
C
・CC0/シー・シー・ゼロ
主にNFTの運営者が著作権や独占権を放棄して作品をリリースする宣言で、Creative Commons(CC)ライセンスのひとつとされる。
・CEX /中央集権型の取引所
株式会社のような法人をはじめとする中央組織が管理・運営する取引のプラットフォーム。取引所でいうとウォレットと秘密鍵を管理するCoincheck(コインチェック)やbitFlyer(ビットフライヤー)などがある。
・confirm
ビットコインのシステムにおいて「承認(confirm)」とはビットコインのある取引がブロックチェーンのブロックに載る状態を言う。承認=取引完了の意
・Creator Economy/クリエイターエコノミー
アーティストなどの個人クリエイターによる情報発信やプロモーションにより形成された経済圏を指す。近年プラットフォームや各種Webサイトなどの仕組みが整備されたことで、個人によるマネタイズ手段の拡大が加速している。
・Crypto/クリプト
暗号通貨の意。インターネット上で使われる通貨全体のことを意味する。デジタルカレンシーやバーチャルカレンシーと呼ばれることもある。
・CryptoKitties/クリプトキティ
NFTゲームの先駆者的な存在。さまざまな種類のネコを育成・コレクト型のオンラインゲームおよびDApps(購入・繁殖・売買できる)。イーサリアムブロックチェーン上に構築されている。
・CryptoPunks/クリプトパンクス
デジタルキャラクター画像から構成されるドットのNFTアート。ふたりのカナダ国籍のエンジニアが2017年に始動したNFTアートプロジェクト。
D
・DAO/(Decentralized Autonomous Organization)
中央管理者を不在とし、個々のユーザー同士で自律的に運営される組織形態。原則、スマートコントラクトを使用し、トークンの保有者は投票権を得て組織の運営にかかわれるのが特徴。日本語名:分散型自立組織。
・Dapper Labs/ダッパーラボ
ブロックチェーン「Flow」を開発し、エンターテインメント領域で多くのプロジェクトを抱えるゲームも開発したことで知られるブロックチェーン企業。
・DApps (Decentralized Applications) /
ブロックチェーン技術により、各ユーザーデータが大手企業・政府等に渡らないよう、整備された非中央集権型の分散型アプリケーション。複数のノードで管理されるスマートコントラクトが採用されている。
・Decentraland/ディセントラランド
2015年ローンチ。一時期は1分足らずで2,400万ドルを集めて話題になったメタバース空間。ゲーム内通貨MANAを所有することで、アバター・装飾品・土地(LAND)等の購入ができる。
・DeFi (Decentralized Finance) /分散型金融
既存の金融機関などを介さず、ブロックチェーンを使って各種金融サービスを実現しようする中央集権者不在の金融システム。多くがイーサリアムブロックチェーン上で活動するプロジェクト。
・DEX (Decentralized Exchange) /分散型取引所
国内取引所のような法定通貨⇔暗号資産の交換ができない代わりに、暗号資産をピアツーピアで取引可能。メタマスクなどの個人ウォレットがあれば、本人確認不要で即時に取引できる。
・DID (Decentralized Identity) /分散型アイデンティティ
非中央集権的なID管理システムでWeb3を実現するために開発された。企業等が個人の属性情報を利用する場合、保有者が許可した範囲でしかデータを利用できないが、DIDではデータ保有者自身が属性情報をコントロール可能。
・Discord/ディスコード
世界で2億5,000万人以上が利用するコミュニケーションツール。本来はゲーミングチャットアプリとして人気を博していたが、近年は利用用途が多様化し、Web3業界のDAOの運営や各PJのガバナンストークン配布などの目的でも利用される。
・Dogecoin/ドージコイン
インターネットミーム「Doge」をモチーフにした暗号資産。(2013年~)ビットコインに対する異常な投機熱に対して開発された経緯がある。
・DYOR
Do Your Own Researchの略で、「自分で調べましょう」という意。クリプト業界では、全ての情報を信用せず、自ら検証し正しい答えを見つけ出す必要があります。
E
・eKYC/electronic Know Your Customer
電子本人認証の意。各種証券口座などの開設時に必要な本人確認の手続きをオンラインで行なう仕組みを指す。
・ENS /Ethereum Name Service
パブリックチェーンのイーサリアムを基盤に、2017年5月にローンチされたネーミングのサービス。ENSでは英数字のみで構成された複雑な暗号資産(仮想通貨)のアドレスを、簡単で分かりやすい文字へと変換できるのが大きな特徴。ENSが採用されたプラットフォームなら、万一スペルが間違ってたにしても、登録されていなければエラーで教えてくれる。
・Ethereum/イーサリアム
当時19歳だったヴィタリック・ブテリンによって考案されたブロックチェーンのひとつ。近年、レイヤー1のガス代(手数料)、セキュリティ面などのスケーラビリティ問題からレイヤー2の開発が進んでいる
・EVM (Ethereum Virtual Machine) /イーサリアム仮想マシン
ブロックチェーン上の各種タスクを完了するべく、巨大な分散型コンピューターのように機能する計算エンジン。Web3界最大級のプロジェクトのひとつ。
F
・Fan Token/ファントークン
クリエイターやスポーツチーム等とファンの交流醸成などを目的とする種類のトークン。「Socios.com」を運営するチリーズによるプロジェクトが有名。
・Fantom/ファントム
スケーラブルで安全に重きを置いた非中央集権的なスマートコントラクトプラットフォーム。高速なコンセンサスメカニズム「Lachesis」が特徴的。
・Fat Protocols/ファットプロトコル
ビットコインやイーサリアムといった大型プロトコルに価値が集まる現象を指す。Web2.0においては、HTTPやFTPといったプロトコルは見向きもされなかったがWeb3では評価されている。
・Flow/フロー
Dapper Labsが構築するブロックチェーン。ゲーム、アプリ、デジタル資産などを構築するWeb3のプロジェクトや開発者コミュニティが多く集まっている。
・Free-to-Mint NFT/フリーミントNFT
NFTを無料(手数料のガス代のみ)で新たに発行すること。Mintは“生成”の意。発行者は、NFTの転売時にロイヤリティを設定することができ、2次流通されるごとに手数料を得ることができる。
・FTX/エフ・ティー・エックス
世界でも名高い最大級の暗号通貨取引所。多数の暗号通貨取引が可能。FTXトレーディングの評価額は合計300億ドルを超えている。原則、日本からの新規登録は受け付けていない(2022年6月現在)
G
・GameFi/ゲーミファイ
プレイユーザーがゲーム内の通貨を稼ぐ「Play-to-Earn」「Move-to-Earn」など、ゲームと金融が合わさった仕組み。「NFTゲーム」「ブロックチェーンゲーム」「DAppsゲーム」など、ゲームプロジェクトのカテゴリ全般。近年はSTEPNが話題になった。
・GamingGirlNFT
日本のイラストレーターsaziが手掛ける日本のゲーム女子をコンセプトにしたPFPタイプのNFTコレクション。一枚一枚手作りで描き下ろされ、近年自社のアパレルブランドを作り出したことは人々の記憶に新しい。
・Gas Fee
ガス代のこと。ざっくりにいうとイーサリアムの取引手数料。各種チェーンの資産が移動する際に発生する手数料のようなもの。OpenSeaではNFTが取り引きなどの契約が実行されるたびに手数料が発生する。また日々変動しており、データの流通量が増えると混雑し、高騰しやすい。
・Generative Art
ジェネラティブ(ジェネレーティブ)NFTとは、アルゴリズムや数学的組合せによってランダムに生成されたNFT作品。事前に、いくつかのパーツの絵をあらかじめ用意しておき、機械が自動でくみあわせて作られる。日本のジェネラティブNFTではCryptoNinja Partners(CNP)が最大手として名高い。
・ Giveaway (ギブアウェイ)
NFTを無料で他の方にプレゼントするということを意味します。Twitter上で、NFTクリエーターの方が、作品の立ち上げ初期に、Twitter上で自分の認知度を上げるためによく利用される。
・GM(ジーエム)/Wagmi(ワグミ)
クリプト界隈のスラング。GMは「Good morning」、WAGMIは「We All Gonna Make It」の略として使われる。
・ GOX
GOXとは、取引所やウォレットなどに預けていた資金を失うこと。また、そしてそれらの暗号資産を取り出せなくなった場合は「セルフGOX」という。過去日本に本拠を置いていた暗号通貨取引所「Mt.Gox」社が由来。
・Governance Token/ガバナンストークン
保有者が発行元の分散型プロトコルやアプリのガバナンスと意思決定に対して発言権や投票権を得るための特定用途のトークン。非中央集権的に分散化と民主化を進めるツールとしてDAOで用いられる。
H
・Hash/ハッシュ
取引データを英数字の羅列に暗号化する(技術データ通信時)。暗号化のための計算式が「ハッシュ関数」、暗号化された英数字が「ハッシュ値」という。データの偽造や破損のリスクを防ぐ基幹技術のひとつとされる
・Hashrate/ハッシュレート
仮想通貨の採掘速度。暗号資産をマイニングする際の計算力や採掘の速さを表したもの。1秒間に何回計算されているかを示す数値で「hash/s」という単位で表される。
・Holder/ホルダー
NFT用語として用いられる。映像・音楽・書籍・ゲームなどの、著作権をはじめとする諸権利を所持するコンテンツ保持者を指す。
I
・IDO (Initial DEX Offering) /イニシャル・デックス・オファリング
資金調達を分散型取引所(DEX)でトークン発行すること。トークン在庫量によって取引流動性を確保され、手数料や承認過程が不要なため安価&迅速に行なえるのが利点。
・IEO (Initial Exchange Offering) /イニシャル・エクスチェンジ・オファリング
取引所がプロジェクトの審査をして販売を行なう方法(資金調達の暗号資産を新規発行時)
資金調達のために暗号資産を新規発行するICOに比べて第三者の審査が入ることで信用性が担保されるのがメリット。
・Interoperability/インターオペラビリティ
ブロックチェーン同士の相互運用性のこと。例としてメタバースではアイテムやアバターを、単一のプラットフォームのみではなく、相互に利用可能にすることが重要とされる。
・IPFS (InterPlanetary File System) /インタープラネタリー・ファイルシステム
ハイパーメディアプロトコルとしてP2Pネットワークで動作する。インターネットの主要プロトコルHTTPがロケーション指向型の逆で、それを補完/置換するコンテンツ指向型のプロトコルのことを言う。Protocol Labsによって開発された。
L
・Layer 1/レイヤー1
ブロックチェーンネットワーク内すべてのトランザクションの基盤となるベースレイヤー。イーサリアムのガス代の高騰などを起点にSolana、Avalancheなどのブロックチェーンが登場。
・Layer 2/レイヤー2
セカンドレイヤーとしてベースレイヤーの拡張性を高めるために開発されている。レイヤー1におけるネットワーク手数料の高騰や処理速度低下によるスケーラビリティ問題に対処するべくLightning Networkなどが開発された。これをレイヤー2という。
・Launch
ローンチとは、新しい製品・新しいサービスをスタートすることです。クリプト業界では新サービスの暗号資産・金融サービス・NFT関係で価値を提供を開始する際に良く用いられる用語です。
・Lounchpad
ローンチパッドとは、新規に上場される仮想通貨を先行で入手できるサービス。トークンを上場前に購入できるため、注目が集まりやすい。
・Lightning Network/ライトニングネットワーク
オフチェーン取引の際のビットコインブロックチェーンが抱えるスケーラビリティ課題を解決し、安価なガス代、送付速度の向上、リアルタイム決済を実現する技術。
・Liquidity Mining/流動性マイニング
各種Defiプラットフォームや取引所で所有するトークンをレンディング、またはデポジットすることでプールの流動性を高め、その手数料から収益を得ること。バイナンスなどでも手軽に始められ、多くの投資家達が仮想通貨を預けることで資産を増やしている。
・Loot/ルート
RPGゲームのアイテムのようなものが入った8,000個に及ぶNFTコレクション(「bag」により構成)
コミュニティのメンバーが議論し合いながら、キャラクター・物語・世界観が生まれていった。
M
・Magic Eden/マジック・エデン
SolanaベースのNFTマーケットプレイス且つエコシステムの一角を担っている。取引のガス代の低さが利点で、一時期は世界最大のNFTマーケットプレイスであるOpenseaでも注目を集めた。
・Meme/ミーム
『利己的な遺伝子』で知られるリチャード・ドーキンスによる造語。ネットカルチャーと馴染みがあり、特にクリプト界はミーム化によるNFTバブルが継続。
・Metaverse/ メタバース
米国のSF作家ニール・スティーブンソンが1992年に発表した小説「スノウ・クラッシュ」に登場したインターネットの仮想空間がネーミングの由来。「超える」という意味の「メタ」と「ユニバース」「(宇宙)」を組み合わせた造語。
・MetaMask/メタマスク
暗号資産ウォレット。イーサリアムブロックチェーンの通貨やNFTを一括で補完・管理できる最もメジャーなソフトウェアウォレット。CEXやDEXなどの取引所に加え、DAppsや、ブロックチェーンゲームとも連携可能。
・Mint/ミント
トークンの鋳造のこと。トークンの数量を増やす。
・Moonbeam/ムーンビーム
暗号新産の一つで「ムーンビームネットワーク」が発行。ポルカドットが行なった、異なるブロックチェーン間の相互運用性向上を目指すパラチェーンオークションで勝ち残った5つのプロジェクトとして有名。2022年1月にバイナンスにも上場した。
・Move-to-Earn/身体を動かして稼ぐ
走ることや歩くことなどを通じて、お金を稼ぐ方法。スマホのGPS機能を利用し、歩数に応じてトークンや暗号通貨を獲得できる。代表的なサービスにSTEPNがある。
・Multisig/マルチシグ(マルチシグネチャー)
複数の秘密鍵を必要とするデータ送信時のセキュリティ技術のこと。例えばビットコイン送付時に複数の電子署名を必要とする状態で、ハッキングリスクの低いウォレットを構築できる。
・Multiverse/マルチバース
異なるメタバース間でも同じアバターやアイテムなどを行使できる世界観。ユーザーのアイテムがブロックチェーン上に保存され、別のゲームでも使用できる。
N
・NFT (Non-Fungible Token) /非代替性トークン
ブロックチェーン上で取引される唯一無二での証明がされたデジタルデータ。この技術で希少性や唯一性を担保できる。資産的価値をもったことでビジネス領域でも利用されており、世間の認知度も高まってきている。
・Nouns DAO/ナウンズ・ダオ
Nounと呼ばれるアバターNFTをイーサリアムのブロックハッシュに基づいて24時間ごとに一体づつランダムに生成→オークションにかけるプロセスを繰り返すユニークなNFTプロジェクト。(アバターは32ピクセル×32ピクセル画像で構成される)
O
・On-chain/オンチェーン
非中央集権的なブロックチェーン上に直接記録された送金や取引のこと。
・OpenSea/オープンシー
2017年に創業された世界最大のNFTマーケットプレイス。アートだけでなく数々の動画や音楽も作品として並んでいる。
・Oracle/オラクル
外部の情報を提供するサードパーティ製のサービス。ブロックチェーンのエコシステムにおいて外の世界をつなぐ重要な役割を果たす。このオラクルのデータが改ざんされ、スマートコントラクトが正しく機能しないことを「オラクル問題」と呼ぶ。
・Otherside/アザーサイド
NFTプロジェクトユガ・ラボ(Yuga Labs)が新たに開発中のメタバースプロジェクト。2022年4月に仮想空間の土地NFTを売り出し、市場を拡大している。
P
・P2P/ピアツーピア
端末同士が対等な関係で接続し、互いのデータや機能を利用し合う通信方式。匿名性、高いスケーラビリティ、低コストを実現する。
・PFP/Pro File Picture
Pro File Pictureという名からSNSのプロフィール画像に使うことを意味する。NFTコレクションとして人気を博している作品形態の一つ。
・Play-to-Earn (P2E) /(ゲームを)プレイして稼ぐ
アクシー・インフィニティが有名。ゲーミファイとしてNFTが組み込まれている概念。
・Polkadot/ポルカドット
Web3の実現を目指すブロックチェーンプロジェクト。異なるブロックチェーン同士をつないだ相互運用(インターオペラビリティ)の実現を目指す。
・Polygon/ポリゴン
ETHチェーンの暗号資産コインのひとつ。また、当ブロックチェーンにおける、レイヤー2ソリューションであり、トランザクション速度の向上やコスト削減を目的として開発された。
・Ponzi Scheme/ポンジスキーム
詐欺!ダメ!ゼッタイ!投資詐欺の一種で高配当を謳って多額の資金を収集するが、出資者の破綻が前提になっている悪質な仕組み。
・Proof of Work/プルーフ・オブ・ワーク
P2Pネットワークでのトランザクションにおいて、取引情報の偽りを排除するシステム。これにより取引や送金データをブロックチェーンに正しく記録できる。
・Proof of Stake/プルーフ・オブ・ステーク
「51%問題」や電力消費といったプルーフ・オブ・ワークの課題解決のためにつくられた分散合意アルゴリズムのひとつ。
・Protocol/プロトコル
インターネットの通信規格。コンピューター同士のやりとりや手順のことを指す。プロトコルで定めた処理を実行するプログラムを組み込めば、ネットに接続して別のコンピューターと通信できる。
・Pseudonymity Economy/偽名経済
Coinbaseの元CTOバラジ・スリニヴァサンが提唱する思想。「偽名」による活動で、性別や人種、学歴、社会的背景などに関係なく能力を発揮できる経済を実現するWeb3的な考え方。
R
・Ring Signature/リング署名
暗号資産決済時に、グループで電子署名を行なう仕組みで送金時に個人が特定されることはない。署名時の送信アドレスはすぐに変わるのでハッキングのリスクが減る。
・Ronin/ローニン
Sky Mavisが開発する、イーサリアムのサイドチェーン。この上に分散型取引所「Katana」が構築されている。
Royalties(ロイヤリティ)
Royalties(ロイヤリティ)とは作品が二次販売された際、NFT作成者にも報酬が支払われる仕組みのこと。Openseaでは予め設定することで転売時に作者に印税が入る。
・RTFKT/アーティファクト
デジタルスニーカーブランド。メタバースで利用可能且つユーザー同士で交換可能。村上隆とのコラボ・アバター「CloneX」等のNFTを発表している。2021年12月にNIKE(ナイキ)により買収された。
S
・Satoshi Nakamoto/サトシ・ナカモト
ビットコインの創設者。正体不明の個人もしくは集団。2008年に「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」という論文をインターネット上で公開。その内容をベースにビットコインを各エンジニアたちが生み出した。
・Self Sovereign Identity (SSI) /自己主権型アイデンティティ
現在の中央集権的な管理方法を排除し、デジタルアイデンティティを自ら管理することを目指した考え方。個人の権利をインターネット空間において守るために、個人データの提供範囲や期限をコントロールできる。
・Sidechain/サイドチェーン
メインのブロックチェーンとは別のチェーンを相互に結び、暗号資産を双方向に移動・取引できる技術。道路で言うバイパスのような存在。
・Smart contract/スマートコントラクト
ブロックチェーンでの取引や外部の情報をきっかけに指定のルールに基づき、契約を自動的に実行するプログラム。セキュリティやコスト面に優れる特徴がある。
・Social Token/ソーシャルトークン
特定のコミュニティなどのトークン。メンバーシップと親和性が高く、クリエイターとファンの新たな結びつきを促す。貢献や発展に寄与した際に贈与されることが多い。
・Solana/ソラナ
アプリケーション設計のためのブロックチェーンプラットフォーム。Webゲームと相性が良くスケーラビリティの改善や、ほかのチェーンと比較して処理できるトランザクションが多く、手数料が安価な点に優れる。
・Soulbound Token (SBT) /ソウルバウンド・トークン
受け取り後ウォレット外にトランスファー(送付)不可能なNFT。イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリンが提唱し、22年内の実装が予定されている。
・Splinterlands/スプリンターランド
ブロックチェーンを用いたカードゲームの一種。1対1のゲームで相手とマッチングしてカードをデッキにセットすると、自動でバトルとなる。配置や編成するカードによって勝敗が変わる。勝者は暗号通貨DECを受け取れる。
・Stablecoin/ステーブルコイン
ボラティリティ(価格変動)が安定するように設計された暗号資産を指す。ドルなどの法定通貨や別の暗号資産などを担保にして交換比率を固定することで価格を連動させる。利益確定の前段階に用いやすい。
・Staking/ステーキング
対象の暗号資産を保有して、そのブロックチェーンのネットワークに参加することで、報酬を受け取れる仕組み。プルーフ・オブ・ステークとして暗号資産を利用してもらう対価が報酬となる。
・STEPN/ステップン
ブロックチェーンベースのMove-to-Earn(身体を動かして稼ぐ)のプロジェクト。NFTの靴を購入しゲーム内トークンを稼ぐゲームアプリ。日本国内のユーザー数が多いことで知られ、2022年前期に急速にマーケットを拡大した。後述の「X to Earn」のコンセプトが世界に広がるきっかけとなった。
・SushiSwap/スシスワップ
Uniswapから派生したDEX。プラットフォームで資産を預けると独自トークン「SUSHI」を得る。DeFiプラットフォームが用意され、レバレッジ取引に使用される「KASHI」が提供されている。
T
・Terra (LUNA)/テラ(ルナ)
米ドル価格にペグ(固定)したアルゴリズム型ステーブルコイン「TerraUSD(UST)」を発行する暗号資産プロジェクト。USTは「LUNA」と連動する仕組みになっていたが、2022年5月にUSTがドルとのペグから外れたことでLUNAが暴落したLUNAショックは有名な事件
・The Merge/ザ・マージ
イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムをプルーフ・オブ・ワーク(PoW)型から、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)型へ移行するための巨大なプロジェクト。移行により、環境問題となっている電力コストCo2の削減やスケーリングが実現すると見込まれる。
・The Sandbox/ザ・サンドボックス
キャラクターを自由に操作し、メタバース内で遊ぶユーザー主導のゲーム。ゲーム内トークンの「SAND」を用いる。
・Token/トークン
ブロックチェーンを用いて“資産”として交付するデジタルデータ。暗号通貨もトークンに含まれる。
・Tokenomics/トークノミクス
さまざまなトークンを組み合わせて、一種の経済圏を形成しようとするWeb3のコンセプト。トークン×エコノミクス(経済学)の造語。別名「トークンエコノミー」とも称される。
・Transaction/トランザクション
暗号資産の取引記録のこと。どのアドレスから誰にどれくらいの資産が移動したのか、一連の履歴がConfirm(承認)を経てブロックチェーンに記録される。
・Treasury/トレジャリー
トークンなどの資産をプールしておく場所。主にDAOで用いる。この資産をプロジェクトの運営や投資、資金調達などに使う。
・TVL /トータル・バリュー・ロックド
(Total Value Locked)の略。DeFi(分散型金融)に預けられた暗号資産(仮想通貨)の価値であるTVLは、該当プロジェクト組織の関心を測る重要な指標となる。TVLを上げるためのさまざまな手段としてステーキング、レンディング、流動性マイニングなどがある。
U
・Uniswap/ユニスワップ
ETHブロックチェーン上のDEXであり、ETHとその他ERC20トークンを交換可能。流動性マイニングにより資金を特定のプールに預けることで独自トークン「UNI」を得られる。Uniswapプロトコルに基づき、多数のDeFiアプリケーション開発が進行している。
V
・Validator/バリデーター
暗号資産の取引時に正当性・妥当性のチェックを行うソフトウェアや、一連のシステムを保有する個人や組織のこと。検証者と捉えると分かりやすいかもしれない。通称「バリデータ」。
・Vampire attack/バンパイア・アタック
既存のプロジェクトを模倣・複製してさらに高い金利や優れた価値を提供することで、コピー元のユーザーや流動性、資産などを奪おうとする行為。
W
・Wallet/ウォレット
暗号資産を保管する媒体。メタマスクが代表的で秘密鍵と公開鍵を使った暗号システムにより資産のデータを守る。オンラインで用いるホットウォレットと、ネット環境から切り離されたコールドウォレットがある。ハッキング技術の向上や手口の巧妙化からも両者を使い分けることが重要。
・WAX/ワックス
「OPSkins」=(ゲーム内アイテム取引サイト)によってローンチ開発されたデジタルアイテムの取引プラットフォーム。アイテムはNFTとして扱う事ができ、トークンは「WAX」と呼ばれている。
・Web3 Foundation/Web3財団
Web3の実現を目指して活動しているスイスの非営利団体。2022現在、さらにポルカドットやKUSAMAなどのプロジェクトを推進しており、イーサリアムの共同設立者であるギャヴィン・ウッドが創設した。
・Whitelist/ ホワイトリスト
先行販売予約リストとも言う。NFT販売には”一般販売”と”先行販売”の2種類があり、人気のNFTは販売開始と同時に一瞬で売り切れてしまうことから先行販売が行われ、買えるのがホワイトリストに登録されている人のみとなる。Twitter上では、ホワイトリストを配布するGiveawayキャンペーンが度々行われている。
X
X to Earn/エックス・トゥ・アーン
Play-to-Earn(プレイして稼ぐ)やMove-to-Earn(身体を動かして稼ぐ)の派生形態。「Earn(稼ぐ)」をきっかけとして、ユーザーが参加するトークノミクスを駆動させようとするコンセプト。プロジェクトは多岐に及び、Learn(学ぶ)、Watch(視聴)、Sleep(寝る)など、さまざまである。
Y
・Yield farming/イールドファーミング
DeFiのサービスに暗号資産の各種コインを預けることで流動性を提供すると、その対価として金利や手数料収入の報酬を受け取れるシステム。「流動性マイニング」新規トークンを受け取ることを意味する。
・Yield Guild Games/イールド・ギルド・ゲームス
Play-to-Earnギルド。「スカラーシップ」なる制度を導入し、初期コストがかからずWeb3ゲームを始められる仕組みを構築し、2022現在、数万人のプレイヤーが存在する
Z
・Zero trust/ゼロトラスト
「何も信頼しない」ことを前提に対策を講じるWeb3的なセキュリティの考え方。この思想のもと、守るべき資産はブロックチェーンならびにネットワークの有無を問わず信頼せず、認証や監視の強化などで安全性を担保し実現する。
・zk-SNARK/ゼットケー・スナーク
Zero Knowledge – Succinct Non-interactive ARgument of Knowledgeの略称。
暗号資産などの送金・着金などの取引を匿名化し、データの信頼性を担保する、言わば「ゼロ知識証明」によってトランザクションを機密化する技術のことを指す。