匿名で金銭取引を可能にする方法
今回は有償のイラスト製作において銀行口座を使わず金銭を送金して依頼する&依頼を受ける方法をご紹介します。
イラストだけでなくツイッターユーザー間でモノやサービスの取引をした際に、その対価を匿名で支払うということが可能になります。
・お世話になってるクリエイターさんに投げ銭したい
・イラスト依頼料を本名教えずに支払いたい
その方法としての結論は 「ツイッターTipsで仮想通貨を送金する」 です。
全体のイメージとしては、「円を仮想通貨に変換し相手のお財布に送金」というイメージです。
・実際に本名を知らせずに相手に仮想通貨を送る方法
・仮想通貨送金のメリット&デメリット
仮想通貨持ってない人でも簡単に口座開設(手続き10分程度)を終えればBTCやETHをツイッターを介して相手方に送金することができます。
【さじのきはこんな人】
・絵を描きながら仮想通貨をトレード
・仮想通貨取引所計6社開設(海外取引所含む)
・暗号資産トレード歴2017年~(BTC)
・暗号資産保有銘柄10種以上(ステーブルコイン含)
Tipsを使うための準備
仮想通貨取引所アカウントとツイッターアカウントだけあればOKです。
・仮想通貨取引所
・ツイッター
仮想通貨の口座とツイッターアカウントがあればブロックチェーンを介してフォロワー同士が匿名で金銭取引をすることができます。
誰でも導入でき、初心者にもわかりやすく実際の画面付きで解説していくので安心してください。
仮想通貨を持つユーザーは今後増加傾向が予想されます。今後、個人間で暗号資産を用いた金銭のやりとりをするケースも増えてくることでしょう。この機会に早めに持っておいて吉かもしれません。
仮想通貨取引所を開設する
仮想通貨取引所はコインチェック・GMOコイン・liquid・ビットフライヤーなど多数展開しており、どれを選べばいいか決めかねてしまう方も多いと思います。
さて、どの取引所がいいのでしょう?
結論はGMOコインがオススメです
5社ほど国内の仮想通貨取引所のアカウントを開設し実際に利用しましたが、GMOコインが一番操作しやすいと思います。さらに手数料も極めて安いので気に入っています。
(2022.8追記:現在はコインチェックのほうがオススメです。国内ユーザーの人気No.1&アプリUIとサポートが充実しており初心者に使いやすいからです)
仮想通貨取引所口座開設の方法~BTCの買い方まで下記にて解説しております。早めれば10分で手続きできます。
実際の画面付きで初心者にもわかりやすく解説しています
コインチェック版はコチラ↓
仮想通貨取引所でBTC(or ETH)を買ったら次はツイッターで設定していきます。仮想通貨を送金(入金)するための設定をします。
ツイッターの仮想通貨アドレス設定(これは送金する側は操作不要です)
ここのチャプターはBTCを受け取るために設定するチャプターなので送金する側は設定不要です。
(もちろん設定しておいてもOKです。設定しておけば今後投げ銭などしてくれる方がいるかもしれませんね。)
金銭を受け取る側はここのチャプターに沿って設定していただければと思います。
早速、実際の画面で解説していきます
①預入アドレスをコピー
まずは仮想通貨取引所にログインしBTCを送金してもらうための預入アドレスをコピーします。
「入出金」→「暗号資産」→「預入」を選択し、「ビットコインアドレスをコピー」をクリックします
預入アドレス=「あなたの取引所内にあるお財布」みたいなものです。
今回はGMOコインさんの預入アドレスを設定していきますが他取引所でも同様です。
また、取引所ではなくメタマスクなどの各種ウォレットアプリの仮想通貨アドレスを設定することもできます。
今回は上画面の通り取引所の自分のアドレスで設定していきます。
②ツイッターにBTCアドレスを設定
ツイッターの「プロフィール編集」をタップすると下の方に「tips」という項目があると思います。
こちらをタップします
つづいて先ほど①の預入アドレスからコピーしてきた自分のBTCアドレスをペーストします。
※ここ間違っても手入力は厳禁です。間違えると送金する側がBTCを送金しているのに一向に受け取り側に着金しないという現象が起こります
着金しないだけでなく、間違えたアドレスへのBTC送金は送金した側に二度と戻ってきません(いわゆるGOX)
これは仮想通貨全体で共通したルールです。必ずコピー&ペーストを徹底しましょう
ペーストしたら最低でも頭文字と末尾3~4文字程度は確認するようにしましょう。(できれば全文字列確認)
1M9A・・・Fby3
合ってますね!
(上画面でアドレス隠してますがツイッターから確認できるので隠す意味なかった)
これでBTCをツイッター上に表示する準備が整いました。
全ユーザーがあなたのビットコインアドレスを知ることができ、このアドレスにBTCが送金されるとあなたのアドレス(今回の場合GMOの預入口座)に着金されるようになります。
③アドレス反映の確認
必須ではないですが一応きちんと反映されてるか確認します。
お金のようなマークをタップ
すると画面下にアドレスのタブが表示されるようになります。
ここをタップするとコピーされます。
タップ時「コピー完了」の旨の案内があればいいのですが、端末によってはタップしても無反応でコピーされてるか分からない場合があります。
確認方法として、上の「Bitcoinアドレス」をタップしたうえでメモ帳やツイッターでもなんでもかまいません。どこかにペーストしてみると確認できます。
ツイート画面で確認してみましょう。
(Andoroidの場合)入力画面長押しで「貼り付け」を選択
できました!(上は一例:ETHアドレス)
(いきなりETHアドレスだけ呟くのも意味不明なのでツイート送信しないように)
これで相手方に表示されコピーできるようになっています。
仮想通貨の送金方法
具体的に送金していきます
送りたいアカウントのツイッタートップにアクセスし「お金のようなマーク」をタップ
さらに送りたい「仮想通貨アドレス」をタップ。(今回はBTCを送ります)
コピーされていることを確認し
GMOコインの暗号資産→送付を選択します。
ツイッターの「仮想通貨アドレス」からコピーしたアドレスを貼り付けます。(赤線部宛先情報入力を求められたら適宜要入力)
「宛先名称」はなんでもOKです。送金先相手の分かりやすい名前を入れておきましょう
これで確認画面に進んでOKをクリックすると送金完了です!
相手方に数分でBTCが届きます!
着金側が知り得るのはコチラの送金アドレスとトランザクションデータ(送金数量と日時など)だけ!
もちろん氏名などは完全に匿名です
仮想通貨ならこのようにしてお互い完全匿名で金融取引ができます
以上のように送金できます。
お疲れさまでした!
仮想通貨を送る前に送金側、受取側双方で金額などよく確認し合い、受取側も送金されたら送金側に着金した旨の報告は忘れずに行いましょう。
仮想通貨と言えどお金と同義ですので、お互い安心と安全をモットーに取引すべきです。
メリット&デメリット
便利そうなツイッターTipsにもメリットデメリットがあります。
メリット
仮想通貨による送金は銀行にはないメリットがあります(以下)
・土日祝日の営業日の概念がない
・取引も数分で着金~着金まで可能
・銀行による検閲もなく居住している国・地域関係なく送金可能
・氏名を開示する必要がなく完全匿名で送金可能。
・手数料も銀行と変わらない
特に完全匿名という点が大きいです。
銀行取引ですと法人でも設立していない限りどうしても口座の本人情報が相手に知られてしまいます。
さらに国際送金となれば手続きに日数や費用・さらに検閲などとコストが高くつきます
ツイッターTipsならこれらの問題をクリアし完全匿名で送金可能です。
デメリット
デメリットは以下です
・二者が仮想通貨アドレスを持ってないと使えない
・GOXリスク
・詐欺リスク
2者が仮想通貨アドレスをもっていなければ成り立たない取引方法です。
これは当たり前なので省略するとして、下二つの「GOXリスク」と「詐欺リスク」に少しだけ触れておきます。
GOXリスク
セルフゴックスとも呼ばれたりします。日本語で言うと「失う」という意味です。
さきほども解説しましたが相手のアドレスをコピーして取引所から送金する際に1文字でも英数字を間違って送金すると仮想通貨は二度と取り戻せません。銀行のように「送金先が見つからず返金」ということはありません。
ネットの闇に消えます。
仮想通貨取引全般に言えることですが
・送金先アドレスに間違いがないか確認する
・コピーボタンをつかう
・心配なら分割して支払う
3点が重要になってきます。仮想通貨アドレスを入力する際はコピーボタンを用いてペーストするようにしましょう。
少々怖いリスクですが、自身が気をつければ確実に防げる問題です。
またアドレス帳設定など使えば今後間違えることはないと思いますのでコチラも積極的に設定していきましょう。アドレスさえ合っていれば確実に送金できます。
詐欺リスク
完全匿名なので、相手方が詐欺師だった場合(考えたくないですが)アカウントを消して逃げることもできてしまいます。
現状、仮想通貨詐欺は取り締まりが追い付かず、警察や司法機関に訴えても泣き寝入りになってしまうケースが大半です。
ですから信頼できる間柄で取引するようにしましょう。
ちなみに正しいアドレスを用いて送金したのに相手方から「届いてない」とウソの主張をされた場合
トランザクションレポートといって「取引履歴」で相手方に送付した証明ができるのでここは言い逃れできません。
絵師さん。ウソはつかないほうが賢明です。
以下画面より確認できます。リンクをクリックするとどこからどのアドレスに何時何分に送金したなどの詳細が見れる(匿名)。
以上のデメリットさえ対処できれば、いつでも好きな時間で好きな場所から完全匿名で金銭やり取りができるようになるので銀行より圧倒的な利便性を味方にする事ができます。
まとめ
デメリットさえ気をつけて正しく扱えばリスクはゼロに近づける事ができます。
匿名で依頼できるという点がメリットして大きく、銀行のようなさまざまな制約を受けない利便性は高いと言えます
筆者は実際仮想通貨経済圏への移行を進めており、ゆくゆくはイラスト製作の依頼などもすべて仮想通貨で行っていきたく思っております。
そのほうが氏名を明かす必要もなく、手軽に依頼料の送金・受取ができて便利ですよね。
この機会に仮想通貨デビューしてみてはいかがでしょう。
では!