本日はどんなにお金に興味がないとしてもインデックス投資を知ってないのはさすがにヤバいですというお話です。この投資方法を知ってる知らないの差だけで今後の人生規模での資金繰りの差に雲泥の差が出てきます。
やっべ!正直何言ってんのかわかんねえ!怪しい投資話???
こんなふうに思われた方でも大丈夫です。インデックス投資がどのようなものか分かりやすく解説します。世界中で通用している投資方法であり、もちろん怪しい投資話ではありませんのでご安心ください♪
・インデックス投資とは何か(知らないとヤバいかも)
・インデックス投資のメリットとデメリット
・結論→やるべきかやらないべきか
こんなひとが解説します。
【筆者のインデックス投資実績】
✅インデックス投資歴 5年以上
✅積立額7~8桁(+年利黒字計上)
✅普段はイラストレーター兼暗号資産トレーダー
はじめに言っておくとお堅い投資方法です。
もうすこし高いリターンを得たい人はこちらの記事もどうぞ。
仮想通貨自体のボラティリティはあるもののこちらも手堅い運用方法です。国内大手企業マネックスグループが運営するコインチェックよりできますので興味ある方は実際にはじめてみてもいいかもしれません。
正直インデックス投資よりもハードルが低いです。IT分野に可能性を見出している方はクリプト分野=仮想通貨に投資するのは大いにアリかと思います。
インデックス投資
ここから本題です。
投資の神様として名高いウォーレン・バフェットという名前を耳にしたことはないでしょうか?
バフェット氏はご自身の妻にこのようなアドバイスをするほど、インデックス投資が信頼性の高い手法であることを伝えています。
「私のアドバイスはこの上なくシンプルだ。現金の10%を米国の短期国債に、残る90%を超低コストのS&P500のインデックスファンドに投資しなさい。ヴァンガードのファンドがいいだろう。この方針なら、高い報酬のファンドマネージャーを雇うどの年金基金、機関、個人の出す結果よりも長期にわたって良い成績を上げられると思う」
2013年度『バフェットからの手紙』より
インデックス投資はつまるところ「市場平均リターン」をめざす投資です。世の中で投資を生業としているプロたちですら「市場平均に勝てない」ということが書かれています。
本記事では、この投資のバフェット氏がおすすめするほどの優良投資術である、インデックス投資についてメリット・デメリット含め、始め方にも触れつつご紹介します。
プロではない我々一般人が資産形成を行う上で、とても有効な手法だと思いますので、興味がある方はぜひ最後までご覧いただければと思います。
インデックス投資とは?
インデックス投資ってなに?
まず、「インデックス投資」とはなにかを簡単に説明します。
「インデックス」とは、世の中の景気や経済など市場全体の動きを表す指標を意味します。
例→「日経平均」「NYダウ」、「ナスダック」など
ニュースでもよく耳にしますね
そしてこのインデックスに連動する「株の詰め合わせパック」を購入することで、株式市場全体に対して投資する手法を「インデックス投資」と言います。
詰め合わせパックに投資することで対象を自動的に「分散」し、毎月積み立てていくことで投資期間までも「分散」していきます。
「分散させること」が、資産をより安定的に成長させていくための超重要ポイントになります。
インデックス投資は、「未来は誰にもわからない→ならば市場全体を買うような分散投資で平均点を取りに行こう」という前提のもとに立った投資です。
インデックス投資で資産を形成するってどうゆうこと?資産形成なんてできるの?
「インデックス投資」で資産を形成するなんてできるのか→結論できます。
簡単に言いますと、株の詰め合わせパックの価値が「値上がり」することで得られる利益で資産を形成します。
専門用語を使うと「キャピタルゲイン=(値上がり益)」を狙いにいく投資ですね。
なぜ値上がりするのか
資本主義において、世界全体でみたときに経済は成長し続けているからです。
「世の中をもっと豊かにしたい、頑張った分だけ豊かになりたい」という人々の思想を基盤にこの世界の経済は成り立っています。
もちろん、損益の上下、地域による濃淡はありますが、長期で見れば成長を続けています。
この成長が株価を高めていくことになり、さきほどの「インデックス」も長期で見ると右肩上がりになっていくというわけです。
参考までに、世界全体の株式総額の推移を見てみましょう。
こちらの画像のように、世界経済の成長を取り込みながら、株式市場は成長を続けてきました。
要点をまとめると以下です。
- 長期では株式市場は右肩上がりで成長している
- この右肩上がりの波に乗せ、資産を形成するのがインデックス投資
インデックス投資を複利運用しよう
インデックス投資は、複利の力で資産を形成することが可能です。
複利とは「元本だけでなく、利子が利子を生む」という考え方です。
20世紀最大の物理学者と名高いアインシュタインが、「人類最大の発明」と称したほどこの「複利」の力はすさまじいです
例①:年利回り5%の商品に、100万円を投資したとしましょう。
1年後は105万円になるのですが、2年後は利益を含む105万円に対して利率がかかるので、+5.25万円の1,10.25万円となります。
ちょっとだけおまけの金額がついてる
さらに投資期間が長くなるほど、ものすごい差になるよ
例②:今度は1000万円を例にいっさい追加投資はせず、その後も年利回り5%で伸び続けたとするならば、30年後はいくらになっているでしょうか?
【答え】4,321万円
ちなみに50年後なら1億1,467万円になります。
これが複利×時間の力です
時間を味方につけてはやく始めた方が有利ってことか!
その通り!時間は二度と取り戻すことはできないからね
インデックス投資に目標は必須
長期を前提とした投資方法なので目標を明確にしないと、「なんで投資してるんだっけ?」となりかねません。
投資をしたいという目標は何でしょうか。
- いつまでに
- 何のために
- どれくらい貯めたい
この3つを押さえると、毎月の投資に回すべき金額や投資対象が明確になってきます。
例えば、
- 60歳までに
- お金に困らない老後生活を送るため
- 2,000万円貯めたい
とか、
- 15年後に
- 海外で長期ステイするために
- 1,000万円貯めたい
などです。
厳密すぎる計画である必要はありませんので、まずはざっくり上記のようなイメージを固めてみましょう。
補足
投資信託にはインデックスファンドとアクティブファンドの2種類があります。
インデックスファンド:経済指標に連動して動く投資信託
アクティブファンド:経済指標を上回る成績を目指す投資信託
一見するとアクティブファンドのほうが儲かりそうですが、必ずしも大きなリターンが得られるわけではありません。信託報酬(手数料)が高く、手元に残るお金が少なくなってしまうのもアクティブファンドの特徴です。
今回紹介しているインデックスファンドは経済指標に連動して動くので、経済状況によっては大きく落ち込むこともあります。しかし逆に長い目で見れば回復する時期もあります。インデックス投資は短期的な利益を目指すのではなく、長期的に投資するのが基本です(重要)
また、アクティブファンドと比べて信託報酬が安いという特徴もあります。
手数料が安いというのは長期戦ならなおさら大事な要素ですね。
インデックス投資のルール(鉄則)
①時間をかけて積み立てる
インデックス投資で効果を発揮するのは長期的な積立です。毎月一定額を購入するよう設定しておけば、投資信託が高いときには少しだけ購入し、安いときには多く購入することになり、平均取得単価を下げられます(ドルコスト平均法)。
②余裕資金で行う
人生を豊かにすべく行う投資なのに普段の生活費を削って「お金がない!」と不幸になっていては本末転倒です。投資は基本的に余剰資金から行うようにしましょう。また、インデックス投資はローリスクではありますが、元本は保証されません。万が一の際になくなってもいい資金で行うのが基本です。
ここで筆者の具体的な投資銘柄を紹介するとS&P500 EmaxisSlim全世界株式などに投資しています。収入の一部を自動的に組み込んで積み立てしています。銀行から自動的に一定額積み立てる設定しているのでほとんど完全放置でOKです。
補足:投資のマインドについて
インデックス投資における考え方についても補足です。内容は動画にてどうぞ。
コチラの動画が参考になりますので興味ある方はぜひご覧いただければと思います。初心者必見の投資マインドです。※@kabumaru555さまより
インデックス投資のメリット
・手数料が安い
インデックスファンドは売買手数料が無料という商品が多いです。手数料である信託報酬(=投資信託を持っている全期間にかかる)も低く抑えられています。0.1%程度の微々たる金額です。
・専門知識不要で手間が少ない
インデックス投資は基礎知識があればOK。株式投資のように各社の経営状況をチェックして銘柄を選ぶ必要がありません。積立設定をしておけば、あとは自動で積み立てできます。
インデックス投資のデメリット
・短期的に大きなリターンを得る投資方法ではない
インデックス投資は10~20年以上の長期的な投資を前提としています。短期的(数年単位)には大きく下落するリスクもあるため、長い目で見るのが重要です。世界各国・経済全体の成長を前提とした投資方法だからです。
・株主優待や配当金などはない
個別の株式投資なら年に1~2回株主優待や配当金がもらえますが、インデックス投資は投資信託なので優待がありません。株式投資経験者は少し物足りなく感じるかもしれません。
インデックス投資のはじめかた
インデックス投資をするには証券会社(楽天やSBIなど)に口座を開設し、購入申し込みをする必要があります。具体的には以下です。
①口座開設
多くの証券会社ではWeb上で口座を作れます。
②投資信託を選ぶ
証券会社の投資信託検索機能を使い、インデックスファンドを絞り込んで検索しましょう。このとき目論見書を見るのも重要で、過去の運用実績・手数料をよく確認しましょう。
✅信託報酬料は安いか(具体的には0.1%前後以内)
✅設立期間(設立が1年以内などでは実績が不透明なので初心者には非推奨です)
✅NISA対応か
✅そもそも積み立てに対応しているか
③積立設定
購入する投資信託が決まったら、予算に応じて積立設定をします。毎月積み立てるのであれば、何日にいくら購入するのか、設定しておきましょう。
余談:つみたてNISAを利用すればよりお得に
インデックス投信をするならつみたてNISA制度を惜しまず使いましょう。。つみたてNISAなら年間40万円までの投資について、値上がり益が非課税になります。(通常は20%税金が取られます)
ちなみに筆者は楽天証券でNISA設定しています。楽天ポイントも毎月貰えてお得だったりします。NISAの積立上限は毎月33,333円ですが、これだけ投資しても非課税なのはかなり有意義でしょう。
先に説明した通り5%ルールに則れば複利の力で数十年後に圧倒的金利が期待できます。
まとめ
以上です。
最後にインデックス投資をやるべきかやらないべきか。
結論=将来に向けて資産形成する意味があり、資本主義社会が継続すると思うならやるべき。
もちろん投資に絶対はないので誰かに勧められてはじめるということは避けましょう。
今回はインデックス投資の方法や内容について知れたのであとは個人で情報を集めつつ、実際にはじめるか検討してみていただければと思います。
インデックス投資をはじめる証券会社はUIの使いやすさや好みでOKかと思います。
参考までに筆者は楽天でたまに買い物するので楽天証券で始めました。
またインデックス投資と他の投資を組み合わせるのも有効です。
インデックス投資メインにお堅い積み立てをしつつ、少額ボラティリティの大きい仮想通貨を投資銘柄に加えておくとバランスのよいポートフォリオになるかもしれません。
仮想通貨のリスクをインデックス投資の低リスク投資でカバーする方法です。
仮想通貨をポートフォリオに加えたい方はこちらの記事を参考にはじめてみてください。